戦争は外交の敗北?

憲法9条については大変デリケートな問題で、これについて書くのは正直多少の躊躇いの気持ちはありますが、最近様々な議論が交わされている中、感じていることについて書いてみようと思いました。
どのような主義主張であれ、それが反社会的なものでない限り言論の自由は保障されるべきかと思いますが、軍備放棄を理想とした平和主義については懐疑的な考えを持っています。
といいますのも、戦争の回避・平和の存続を考えるにあたって、それは日本国内の事情や理想だけで実現できるものではなく、複雑極まる国際関係の中で強かに立ち回ってこそ、実際的な意味において、戦争の回避・平和の実現が可能であると考えるからです。
中国脅威論を喧伝するな、という主張を時々目にすることがありますが、先日のベトナム船への威嚇行為やフィリピンとの領海問題、台湾の併合を目指す動き等、領土的野心を隠そうとしない国があることは、まぎれもない事実です。
そのような中、軍備の放棄というのは抑止力を放棄することに他ならず、最も忌み嫌う戦争への一番の近道になるような気がしてなりません。
平和主義で有名な故ガンジー氏も「平和のために軍隊は必要である」という旨の発言をしていた気がします。
これは、実際的な意味で戦争の回避・平和の実現を真剣に考えた末の発言なのではないかと解釈しています。
もちろん、自身も平和を愛する一国民ですし戦争は嫌いです。
しかしながら、真剣にその実現を考えた上で、現実としてそれを可能にするために何が必要でどう行動することが必要なのか、よくよく現実的に考えた上で実行していくことこそ、大事な事なのではないかと思っております。
そういった意味においても、アベノミクスを熱烈に応援しています。
強い経済は、強力な外交カードになり得ますからね。


By Admin|2014年5月9日|2014年,ニュースリリース|


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