NISAの拡充

菅義偉官房長官は24日夕の会見で、少額投資非課税制度(NISA)について「対象者の拡充などを前向きに検討したい」と述べた。すでに現行年間100万円の非課税枠を倍増させたい意向を表明しており、現在は「20歳以上」となっている対象年齢の引き下げにも言及した格好だ。
との報道がありました。
NISAは若い世代の資産形成に役立てるツールとして良いものだと思うのですが、イマイチ普及が進んでいないようです。
自分には縁遠いものと感じているのか、それとも関心が低いのか、理由は様々かと思いますが、個人年金作りやマイホーム購入等のまとまった資金を作るため、また投資の入口としてのNISAの活用は、若い世代の方にとって非常に有利な制度だと思っています。
一例ですが、ネット証券を使っての投資信託の積み立てで考えてみますと、毎月定額でほったらかしにしておくことが出来るので手間が少なくて済むこと(本業に差し障りがない)、価格が高い場面では少量・価格が低い場面では多量のUNITが持てる(ドルコスト平均法)を活用できること、少額からでも出来るため無理なく資産形成を図りやすい、NISAを入口に投資に詳しくなれば金融リテラシーの向上が見込める、などを挙げることが出来ると思います。
また、銘柄選びに迷う(もしくはその時間がない)方は、ノーロード(手数料無料)とインデックスファンド(信託報酬が低く指数に連動)、分配金再投資型を選ぶ、の3点を押させておけば大きく外すことはないでしょう。
例えば、“やっぱり日本人だし日本株だね”と思うなら「インデックスファンド225」を柱に選んでみるとか、“長い目で見るなら新興国でしょ”と思うなら「eMAXIS 新興国株式インデックス」などを、“やっぱり世界の中心は米国だよね”と思うなら「SMTAM ダウ・ジョーンズインデックスF」などから選んでもよいでしょう。
また、多少の変動があっても長期積立であれば下がった場面で多くのUNITを持てますので、ボラティリティー(変動率)には、それほど神経を尖らせなくても大丈夫だと思います。
投信の長期積み立てで気を付けるポイントは、「コスト(手数料・信託報酬)」「無理のない金額」「一喜一憂しない(長期で考える)」「分配金再投資型を選ぶ」と言ったところでしょうから、もし関心があるのなら思い切って始めてみても良いと思います。
若い世代の方は時間を味方につけることが出来ますので、「ドルコスト平均法」をしっかり働かせやすいですし、NISAを有効活用するには一番適した世代なのではないかと思っています。

※投資を行う際には、必ず自己判断・自己責任のもと行って下さい。
  当社は、この情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。


By Admin|2014年7月26日|2014年,ニュースリリース|


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