リニア新幹線建設は狂気の沙汰?

リニア新幹線の建設費用はJR東海が全額負担し、その金額は約9兆円と見込まれているようです。
2027年に品川-名古屋間開通、2045年に品川-大阪間が開通予定という計画のようです。
リニアは東京-大阪間を67分で結ぶそうで、出来上がったら一度は乗ってみたいなと思っておりましたが、地下深くにホームが出来るらしく、東京・大阪それぞれ地下ホームまでの移動に10分程度かかるとしたら、面倒な割にあまり早くなさそうです(東海道新幹線は138分)。
また、いかにもアジア的なのですが、諸事情により中間駅を何ヶ所か作ることになっているそうでして、直通便に乗るのに待ち時間が多くなりそうでもあります。
名古屋や大阪へ最短時間で結ぶための交通手段を作る、というのがそもそもの目的だったような気がするのですが、ノンストップで行く本数が減ってしまえば、そもそも論はお題目だったの?という批判は当然起こり得るのではないかと思っています。
今後の人口減時代の到来による需要の減少、最大の競合は自社の東海道新幹線、ほとんどが地下を走行するため車窓の楽しみがなく外国人観光客等の需要を取り込めるか疑問、利便性の悪さ、在来新幹線の3倍の電力を必要とする時代の流れへの逆行、電磁波による想定外(?)の危険性、膨大な残土処理計画、活断層横断をしながらの東海大地震へのリスクヘッジという前提に疑問等、9兆円もかけてギャンブルをする価値はあるのかな、という素朴な疑問が残りました。
財政健全化の観点から見た場合、大きな公共事業(?)を行うことによってもたらされる景気刺激による税収アップの効果よりも、コストやリスク(失敗すれば結局税金でカバーされるでしょうし、その可能性は高いでしょう。国民生活に必要不可欠なインフラ事業を行っている以上おそらく潰せないはずだからです。)を秤にかければ、他に手を付けた方がよさそうな事業は多くあるような気がしています。
JR東海に限らず官民共同での事業として考えた場合、新幹線の保守や技術(スピード・耐震性・消費電力減少等)の向上、羽田・関空の整備拡充、原発の安全性強化や代替エネルギーの整備拡充、道路・鉄道等の移動手段のスマート化や利便性の向上、地方へ人・モノ・金を呼べるようにするための独自性の創出喚起等、他にも長期的視点に立ってやるべき事業は沢山あるような気がするのですが、どうなのでしょうか?


By Admin|2014年8月15日|2014年,ニュースリリース|


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