いにしえの 道を聞いても 唱えても わが行いにせずば甲斐なし

「議を言うな!!」
これは昔からある鹿児島弁だそうでして、以前、司馬遼太郎氏の何かの本で読んだときは「ギばいうな!」だったような気がしますが、正直記憶に自信はありません。
大意としては、「つべこべ言うな、屁理屈を言うな。」「ゴチャゴチャ言ってないでまずは行動しろ!」「自らが筋や手本を示せ!」というニュアンスだったように思います。
今の時代ですと相手を見て言いませんと、色々と誤解を受けて面倒なことになるかもしれませんね。
もちろん、言う方の普段の言動や真意の程が大きく左右すると思いますが(^_^;)
これは、言う人物の力量を試される言葉なのかもしれません。
自身はこの言葉が好きで、今の時代にもっと使われてもいい言葉なのではないかと思っています。
もちろん、議論を軽んじるという意味で使うのではなく、行動の大切さを強調するための言葉として好きだということです(一応、念のため)。
どんな素晴らしいアイデアや提案も、行動に移さなければ、何の意味もありません。
屁理屈をこねるな、言い訳をするな、無責任な丸投げをするな、は今も昔も変わらないビジネスの鉄則だと思います。
ビジネスで大事なことは成果を挙げることであり、それには行動が不可欠です。
そして、成果が何もなければ、温かな会話や感情も無意味と言っていいでしょう。
チームワークをただの仲良しクラブと勘違いすると、何も生み出さない無益な集団に成り下がることは明白ですからね。
だれもが良好な人間関係のもと、和やかな雰囲気の中で仕事をしたいと思うのは当然だと思いますが、優先順位を間違っている方が多い気がしたので書いてみました。
ビジネスで一番に焦点を当てるべきは、成果や貢献です。
そのために和やかで温かい会話が必要ならそうすべきですし、空気を無視して行動することが必要であればそうすべきです。
変化の激しい時代ではありますが、時代遅れになるような原則は原則とは言わないはずです。
頭だけの理解ではなく、行動を伴った骨身に染みた経験の積み重ね・知恵こそが、ビジネスの現場で活かされ重宝される資質なのではないかと思っています。


By Admin|2015年7月21日|2015年,ニュースリリース|


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