日向灘の地震と南海トラフの関係

1/16(土)のトンガ諸島の大規模噴火後、各地で強い地震が相次いでいます。
同じ日に台湾でM5.5の地震が発生し、1/22にはアラスカ沖でM6.2の地震と
日向灘でM6.6の地震が発生しました。
震源に近い大分・宮崎では寝静まった時間帯の強い揺れに、緊張が走ったことと思います。
日向灘は、近い将来発生すると言われる「南海トラフ巨大地震」の想定域内で、
先日、その「南海トラフ地震」について、「40年以内のM8~9クラスの地震発生確率」を
90%に引き上げたばかりであります。
しかし、「南海トラフ地震臨時情報」の対象である基準(M6.8)を満たしていなかったことから、
気象庁は臨時情報の発表を見送りました。

正直なところ、素人の私たちから見ればマグニチュード0.2の違いというのは、
あまり大差がないように感じます。
しかし、マグニチュードが1違うだけで地震のエネルギー規模は約32倍違うのだそうで、
0.2であれば約2倍変わるそうです。
M6.8とM6.6、数値で見るとほぼ同じように見えますが、地震のエネルギーは2倍も違うのですね。

さて、規模の大きな地震が起こると、各家庭で防災グッズを見直す方が多いと思います。
特に非常用の食料や飲料水は長期保存できるため、一度購入したらそのまま、というケースも
少なくありません。
今一度、期限切れになっている食料や飲料水はないか、確認してみてはいかがでしょうか。

防災グッズは使わないに越したことはありません。
それでも、3.11のあの日、何に一番困ったのか、何が必要だと感じたのか。
一人一人の地道な備えが、街全体、国全体の被害を減らすことにつながるのではないかと考えます。


By Admin|2022年1月27日|2022年,ニュースリリース|


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