442年ぶりの皆既月食・惑星食

天候に恵まれた11月8日、日本各地で皆既月食・惑星食(天王星食)が見られました。
漆黒の空に浮かび上がる赤い月はとても幻想的で、街中では思わず足を止め、奇跡の瞬間を写真に
収める人々で溢れていました。

皆既月食中に惑星食が起こったのは実に442年ぶりのことで、時代は織田信長の世にまで遡ります。
1580年の頃は「土星食」だそうですので今回と少し異なりますが、滅多にお目にかかれない瞬間に
心が踊りました。

ところで、なぜ皆既月食のときは月が赤く見えるのでしょう?
地球や月は、太陽の光を反射して輝いており、自ら光っているわけではありません。
太陽光には赤や青などさまざまな色が含まれていますが、赤い光は「波長が長く、光が散乱されづらい」という特徴があります。
大気の中を通過するときに波長が短い他の色は散乱し、赤色の光だけが残って月まで届くため、月が
赤く見えるのだそうです。

再び皆既月食・惑星食が見られるのは、322年後の2344年と言われています。
今生きている私たちが見ることは叶いませんが、一生に一度の思い出として心に残った、皆既月食・
惑星食でした。


By Admin|2022年11月10日|2022年,ニュースリリース|


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