インドネシアの人口は世界第4位の約2億7千万人です。
世界保健機関(WHO)のデータによると、上の世代と下の世代が同じ人数になる中央値の年齢は28歳前後と、国民の平均年齢が若いです。
ちなみに日本は46歳前後で、中国、アメリカは38歳前後です。
若さ=活力に加えて、特筆すべきは、急速に広まりつつある社会経済のデジタル化です。
インドネシアはスマートフォンの所持率が東南アジア諸国の中で最も高く、人口の60%近くに上ります。
若く、消費意欲も盛んでデジタルツールを自在に使いこなすインドネシアの人々が、同国のEC=電子商取引(インターネットを利用したショッピング、契約、決済取引)市場を拡大させ、経済活動が著しく活性化するとの見方が調査の結果で示されています。
2025年までに、同国のEC市場の規模は1,000億ドルに達するという予測です。
ただし、そのためには、インターネットの利用環境や物流システム、決済システムなどのインフラ整備や、サービス提供者と消費者、双方のモラルと信用性の向上などが必須です。
解決すべき課題はいくつかあるものの、今のインドネシアは世界中の企業が先を争って進出を目指す、大きな可能性を秘めた経済フロンティアであると言えます。
この魅力的な市場を発展させるための重要なタスクのひとつが、エネルギーの安定確保です。
インドネシアは世界でも有数の石油と天然ガスの産出国です。
政情不安のあおりで開発が滞った時期もありましたが、今また、国を挙げてのプロジェクトが始まっています。
過去のニュースでは国営石油会社の2021年の設備投資額が、前年比2倍以上となる107億米ドルに設定されたと報じられました。この先の経済発展とともに、輸出向けだけではなく、国内でのエネルギー需要も大きく伸びると予想され、生産拡大が急務なのですが、これには海外資本の協力が欠かせません。
イーパートナーズ株式会社も、プロジェクトの一つに投資を行っております。
現在、ジャワ島に、石油、ガスの巨大貯蔵基地の建設が進んでいます。
この事業に参加することによって、インドネシアの発展に貢献できることを喜ばしく思います。