伊藤博文と言いますと真っ先に思い出すのが、旧千円札のお札のイメージではないでしょうか。
謹直で威厳があり近寄りがたい偉人といったイメージが大きい気がしますし、それも間違いではないと思います。
ただ、無論それだけではなく人間臭いエピソードも残されており、英雄色を好むとでも言いますか、博文の女好きは当時から非常に有名だったようで、女性とよく遊ぶことから「箒」(女性が掃いて捨てるほどいたため)というあだ名が付いたりですとか、明治天皇から「もう少し慎んだらどうかね」とたしなめられたと言うのですから、相当な筋金入りだったのでしょう。
何と不謹慎な!!と眉をひそめられる方も多いかもしれませんが、ただの女好きなだけで初代総理大臣になれるわけもなく、仕事も精力的にこなし、知力・胆力・行動力共に非常に優れた方だったのだと思います。
昨今の日本では少子高齢化問題が国家的な課題として持ち上がってきており、昨日も少子化非常事態宣言が採択されました。
根本的な問題解決は女性が安心して、社会進出・出産・育児に取り組める社会の実現にあるのでしょうが、そこに男性が果たす役割というのも非常に大きい気がします。
頼もしい男性にサポートされた女性は安心して社会進出・出産・育児に励めるでしょうし、逆も真なりで女性の応援なくして男性の活躍もない気がしています。
そういった意味では、紳士的な獣のような男性が今の日本に求められている気がするのですが、ただの気のせいでしょうか?