消費増税

アベノミクスの成功のために政権の長期安定は絶対不可欠のものであり、それを軸としての決断をして頂ければと考えているのですが、どちらを決断するにせよ非常に悩ましい状況にあるのだと思います。
増税を規定通りにと決断すれば、景気の腰折れや支持率低下・選挙で不利になりかねないなど政権にとって好ましくない状況を招きかねず、かといって先送りを決断した場合、財務省を敵に回す公算が大きく、これが非常にマズイ事であることは言うまでもないことかもしれません。
一庶民の考えではありますが、消費増税の基本路線は規定通りの増税の決断が好ましいと考えております。
7~9月期のGDP速報値を見てみなければ何とも言えないとは思いますが、余程悪い数値でなかった場合や、その他「これでは景気が完全に腰折れして、地方を中心に壊滅的なダメージが出る」といったデータや根拠が示されない場合、その他特別に配慮せねばならない事情がない限り、痛みを伴ってでも実施に踏み切る方がアベノミクスの成功(政権の長期安定があればこそ可能)をより近づけることになると思います。
といいますのも、うつろ気でムードに流されやすい国民感情よりも、絶対的な力を持ち責任を伴う立場にある財務省に味方になって頂けるよう配慮する方が、よりアベノミクスの成功を手元に手繰り寄せることができると考えるからです。
庶民・消費者の立場で考えれば、増税は生活を苦しめるもの以外の何物でもないのではありますが、あくまでそれは短期的な視点においてという事でありまして、アベノミクスの成功若しくはその過程において、成長志向の構造改革が着実に進められていけば経済の活性化がより進むことになり、一時的に損した様な気がしたが結果として得をしたという形になるはずですし、また「出来なかったらどうするんだ」という反論があるとは思いますが、出来なかった場合は遅かれ早かれデフォルト若しくはハイパーインフレ、またはトリプル安等になるのですから、アベノミクスを成功させることこそが日本経済再生のラストチャンスといっても言い過ぎではないと思っています。
また、そうではないという場合においては「結論ありきの批判ではなく、確かにそれも一理あるなと思わせるだけの代替案」を示すよう促し、建設的な議論の活性化を図ることによって、様々な視点から日本経済の再生について意見を交わすことになり、それはそれで悪い事ではないかもしれません。
アベノミクスの成功こそが日本経済再生のラストチャンスであると考えており、アベノミクスの成功を熱烈に応援しております。


By Admin|2014年11月3日|2014年,ニュースリリース|


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