情報ダイエット

情報化社会と呼ばれて久しい現代ですが、「情報ダイエット」「デジタルデトックス」という言葉に共感を覚える方も一定以上いるのではないかと思っています。
情報の氾濫する現代社会において取捨選択の能力の高さが必要とされているのだと思うのですが、そもそも論で「そんなに溢れるほどの情報って必要なの?」という気がしないでもありません。
真に生命・財産に係るほどの重要な情報などは滅多にある訳でもなく(あれば必ず誰かが教えてくれるでしょう)、逆にその弊害について考えてみることの方が大事だとも言え、社会に適応するのに手こずる方が増えているのもITの進化が一つの遠因になっているのではないかと考えています。
過ぎたるは及ばざるがごとしで情報化社会の素晴らしさについては周知の通りですので割愛しますが、ただ、それもほどほどにして、時にはプチ断食ならぬ「プチデジタル断ち」を週末等を利用して行ってみるのも、思わぬ爽快感や解放感を感じるのではないかと思っています。
アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏も生前さぞかしデジタル三昧なのかと思っていたのですが、意外にも子供たちにはIT機器の使用を厳しく制限していて、「そんなものより家族で談笑しながら食事をとる時間こそが大事なのだ」という主旨のことを言っていたそうですが、それを初めて聞いた時には心地よい驚きを得たのを今でもよく覚えています。
投資や投機の世界でも「理路整然と曲がる」というタイプの方は多いのですが、一面的な捉え方しかできなくなってしまい、「俺が間違っているのではない!!マーケットが間違えているのだ!!」などという事を本気で発言するようになるのも、そういった事に起因するのかもしれませんね。
難しいことは置いておきましても、心の深奥からくる直観や誰にでも備わっている本能的な部分をもっと信用してあげ、それらをより引き出してあげるために情報ダイエットを活用してみるものQOLの向上に役立つのではないかと思っています。


By Admin|2014年12月17日|2014年,ニュースリリース|


Page Top
error: Content is protected.