若いときの苦労は買ってでもしろ、は真実か?

最近同世代の男性の方たちと仕事をする機会が多かったのですが、その際に、「良いものを持っているのに、もったいないなあ・・・」と感じることが多くありました。

本人たちもいわゆる社会的成功(お金や地位など)を欲していて、程度の差こそあれ、それを可能にできる資質はあると感じているのですが、肝心なポイントを外してしまい自らそれを棒に振るという現象を、たまたま連続して多く見る機会がありました。

一つを挙げますと、あまりのことに本人を目の前に「どこの国のお坊ちゃま君だよ・・・」と皮肉を言ったのですが、本人は「えー、僕なんか普通のサラリーマン家庭の出ですよ」と満更でもない表情をされてしまいまして、これには大変驚かされました。
この男性はもう40歳を超えていますので、余程の体験をしない限り変わることはないだろうと思いました。
少し極端な例ですが、いわゆる引きこもりの方などのをケアする立場の方も、40歳までに社会復帰させる事ができなければ、
その可能性は一気に低下する、という論旨のものを複数見たような気がします。

それは極端な例としましても、いわゆる仕事である程度以上成功したいとか、そういう社会的成功を納めたいと考える男性の方の場合、若いうちの苦労は買ってでもしたほうが良いと思っています。もちろん天才的な才能を持つ方などの例外はありますが、自身を含む大多数の飛びぬけた才能等を持たない方には、ある程度以上当てはまることが多いと思っています。

また、これはモラル面でも言える事だと感じています。自分の収入や成果、地位等の向上にしか感心がなく、周りの人たちやチーム・組織への貢献というものに関心が向かない。このような方も「せっかく良いものを持っているのに・・・」と感じたのですが、まあ、その先どうなるかは本人次第でしょう。

ところで年初から芸能ニュース等で、次々と当事者たちにとって都合の悪いことが露呈している場面が増えていますが、今後、この流れは大きく加速していくだろうと感じています。企業の不祥事ですと、少し前であればオリンパス、割と最近であれば東芝や旭化成の不祥事等が思い出されますね。一昔前なら、絶対表に出てこない性質のものだったと思います。芸能ニュースでも、某芸能事務所のお家騒動(?)や某人気女性タレントの騒動、またベテラン俳優の方へのいじめの様な対応など、次々と当事者達にとって表に出てほしくない都合の悪いことが露呈してきています。
IT技術の浸透の恩寵なのか時代の流れなのか、それともその両方なのかは分かりませんし知る必要もないと思っていますが、その流れは今年以降一気に加速していくだろうと感じています。
より公明正大で恥じるところの少ない在り方が、報われてくる時代が進んでいくと感じておりまして、また、その逆も真なり、というイメージを持っています。

どんな偉人や天才であれ間違いを犯さない方というものは人間である以上いないと思うのですが、特に我々のような凡人は、間違いに気づいた時にはアッサリとそれを認めすぐに修正する等していく在り方が、遅かれ早かれ信用醸成に繋がり、どのような形になるかは別にして結果として報われることが多くなっていくのではないかと思っています。

至らぬところも多いのが実情ですが、より一層襟を正し、三方よしの理念の下、こつこつ丁寧に日々の仕事を頑張っていこうと思っております。


By Admin|2016年2月6日|2016年,|


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