半年に渡ったプロ野球のシーズンですが、アメリカでも日本でも間もなく幕を閉じようとしています。
アメリカのワールドシリーズはインディアンズとカブスとの対戦になり、インディアンズが勝利すれば1948年以来、カブスの勝利となると、なんと1908年以来のチャンピオンということで、歴史的な出来事になることは確実です。
日本では、広島東洋カープが日本シリーズに進出し、これは25年ぶりのことであり、日本一になれば32年ぶりということで、こちらも野球史に残る勝利になるか注目されます。
日本でもアメリカでも野球は人気が高いスポーツです。歴史が長いこと、シーズンもおよそ半年超に渡って行われることから世代や性別を問わず多くのファンがおり、シーズン中は、熱狂に包まれます。
昨今、『カープ女子』という言葉が話題になりましたが、野球をほとんど知らなかった若い世代の女性が球場に足を運び、すっかり魅了されてしまい野球ファンになったということも珍しいことではなくなってきているようです。
熱く応援してきたプロ野球のシーズンが終わってしまうことで、スポーツ観戦から遠ざかってしまうという人もいるのではないでしょうか。
アメリカではメジャーリーグが幕を閉じるのと、時期を合わせるようにNBA(プロバスケットボール)のシーズンが開幕します。NBAはベースボール(MLB)やアメリカンフットボール(NFL)と並び大変人気が高いスポーツの一つであります。
野球の次はバスケットボールといっても過言ではないような熱気を帯びます。
日本ではあまり馴染みのない球技であるバスケットボールですが、日本でもプロバスケットボールのリーグ(B.LEAGE)と称されるものがあります。
B.LEAGEは10月から各地で開幕されていますが観客動員数は好調のようです。
バスケットボールは見慣れている野球やサッカーとは異なり、動きが激しいスポーツであり、選手がプレーするコートも比較的狭いエリアで、身長が2メートル近くある選手10人が攻撃、デイフェンス、シュートといったチームプレーを展開させていくスポーツです。
展開が早いだけに、瞬時の判断も要求され、相手の隙をついた見事なパスワークやパスを受けた選手が放つ見事なシュート、あるいはそれをブロックし得点に繋がるのをガードするなど、個人技の素晴らしさに加え、チーム力対チーム力のプレーは野球やサッカーに劣らず見どころが満載であるように感じます。
現状、バスケットボール界においては世界でプレーする日本人選手は極めて少ないですが、B.LEAGEの人気が高まっていくことで、バスケットボールの選手の質やモチベーションが高まり、NBAなどで活躍する日本人選手を目にする日も、遠からずやってくる、そんな期待を抱きたいものであります。