お賽銭と五円玉

今年も残すところ、あと僅かになりました。

慌ただしい年の瀬が過ぎ、ひと段落すると多くの人が神社等に足を運ぶことと思います。

神社にお参りする際に投げ入れるお賽銭ですが、いくら入れるか迷った経験があることでしょう。

 

そもそも、お賽銭って何でしょう。

一般的には「願いが成就してほしい」という気持ちを込めて賽銭箱に入れるおカネですが、本来の意味は前回の願い事が成就した際に「お礼」としての感謝の気持ちを奉納する金銭とのことです。「賽」という漢字には神から受けた福に感謝して祭るという意味があるそうです。

今では当然のようにおカネをお賽銭として奉納していますが、もともとは、珍しいもの、その人にとって大切なもの、あるいは収穫の恵みに感謝する気持ちを込めてお米を奉納していたようです。因みに、現代のようにおカネを奉納するようになったのは、おカネが世間に流通し始める室町時代からと言われており、賽銭箱の登場は江戸時代になってからと言われています。

お賽銭の意味は理解したものの、やはり新たな年を迎えた際には、先の祈願成就の為にお賽銭を奉納したいという思いが強いものです。しかし、いくら入れればよいのか悩ましいところもあります。そのような時は、語呂合わせを使った額を奉納してみるのもよいでしょう。

「5円」(ご縁)がありますように

「15円」(十分ご縁)がありますように

「20円」4枚の5円で(良いご縁)がありますように

「25円」にじゅうごえんから(二重にご縁)がありますように

このように五円玉には縁起のいい魅力が詰まっているのです。

神社に参拝し祈願をするにあたって、お賽銭の額にこだわることなく、昨年の一年間が健康で幸せに過ごせて、再び参拝に来られたことなどに対し感謝する気持ちをもち、ささやかな想いがこもった賽銭を入れることで、穏やかな心になれ、様々な良きご縁や祈願成就がもたらされるような気がします。 

 

本日が今年最後の更新です。

本年は当サイトにご訪問いただき、誠にありがとうございました。

皆様に年末年始の予定についてご案内申し上げます。

 【年末年始の休業】

 12月28日(水)から1月3日(火)までとなります。

【通常営業】

 1月4日(水)からとなります

 

来る年も皆様にとって良い年になるよう、お祈り申し上げます。

 


By Admin|2016年12月26日|2016年,ニュースリリース|


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