この世から蚊がいなくなったら・・・?

アウトドアやレジャーなど、屋外のイベントが増える夏。
外出が増えれば、その分蚊に刺される機会が増すわけです。
筆者は蚊を引き寄せやすい体質なのか、大人になった今でもよく刺され、刺された部分が赤く腫れ
あがってしまうほどです。
AB型は蚊に刺されにくいはずなのですが・・・。
生まれ持った体質を変えるのは困難なので、足の裏を清潔にしたり明るい色の服を着たりして
(蚊は暗い色の服装を好むそうです)、日々ちょっとでも蚊に刺されないように工夫をしているわけです。
体温が高い子どもやお酒をよく飲む人(二酸化炭素の排出量が多い人)なども、蚊に刺されやすいと
言われていますね。

そんな、人間にとっては害虫でしかない蚊。
いっそのこと絶滅してくれないかな・・・と思った経験は、一度くらいあるのではないでしょうか?
アメリカ・フロリダ州の話ですが、蚊を撲滅するための実験(繁殖できないように遺伝子組み換えした
蚊を野生に放つ)を2021年4月から行い、今年4月に待望の実験結果が出たそうです。
結果は、成功とのこと。
その内容はこうです。
実験に使ったのはオスの蚊で、メスの子どもが生まれたときに致命的な欠陥を持つよう遺伝子操作を
しています。
そのオスの蚊を放ち、野生のメスと交配して生まれた子どもの蚊(メス)は成虫になる前に死んで
しまい、結果、数を減らすことに成功したそうです。

このウソのようなホントの話を聞いて衝撃を受けたのと同時に、遺伝子操作の安全性が不安になりました。
仮に今は問題がなかったとしても、数年後どうなるかは誰にも分かりません。
実際、この実験の話が持ち上がったときに、地元住民や環境保護団体から猛烈な反対があったそうです。
フィクションの世界では、「遺伝子操作された生物が暴走して人類を滅亡させる」という話もありますが、まさかあんな小さい蚊が・・・?と思いつつ、「滅亡」という言葉に少し怖くなったりもした今日
この頃であります。


By Admin|2022年8月9日|2022年,ニュースリリース|


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