春分の日の朝から翌22日にかけて、日本中が湧きに湧きました。
今回のチームは強いはずだと、誰もが思って期待を寄せていた、WBC日本代表チーム。
その期待通りに、いやそれ以上の快進撃を繰り広げ、ついには全勝優勝という最高の結果をプレゼント
してくれました!
日本の勝利が決まった瞬間から、テレビやネットでは、選手たちが飛び上がって喜ぶ様子が次々と
映し出され、離れたところにいる私達にも、最高潮に達した現地の熱気が伝わってきましたね。
そんな中、投打で大活躍し、今大会のMVPに選ばれた大谷翔平選手が、決勝戦の開始直前のロッカー
ルームでチームメイトを鼓舞して言葉を発している映像が、侍ジャパンの公式ツイッターで公開されて
いるのを見つけました。(以下、要約)
『今日1日だけは、憧れるのをやめましょう。
自分たちは超えるために、トップになるためにここへやって来たのだから、
(スーパースター揃いのアメリカ・チームへの)憧れを一時捨てて、
勝つことだけを考えて行きましょう!さあ行こう!!』
相手を尊敬はしていても、憧れが過ぎては勝てない。
・・・ナントカいう漫画の名台詞にもあったそうですが、挑戦を続ける全ての人にとっての、これは
不滅の真理、金言です。
その大谷選手自身が、世界中の野球ファンにとって憧れの存在なのですけどね。
大谷選手の語り口調は決して熱くなり過ぎず、あくまで静かに、明るく品良く、そして何より
頼もしく!
大勝負を前に、チームに絶大な安心感と、ワクワクする高揚感を、バランス良く与えてくれたのでは
ないでしょうか?
さて、勝利に酔う一夜が明けて、選手たちの戦いはこれで終わったわけではありません。
さすがの貫禄でチームをまとめ上げた、ベテランのダルビッシュ投手は、サンディエゴ・パドレスと
6年延長契約を交わし、その期待値の高さが窺われます。
若手では千葉ロッテの佐々木朗希投手が、早速、世界のスカウトの注目を浴びているようでしたし、
村上宗隆選手や山本由伸投手も、大舞台で存在感を示し、日本野球界の選手層の厚さを実感しました
が、今度はそれぞれホームチームに戻ってからの戦いが始まります。
どの選手も素晴らしく、これからの活躍に期待がふくらみます。