72の法則とは、72を利回りで割れば元本が2倍になるまでの年数が分かるという法則ですね。
例えば、年利6%の定期預金に1000万円預けたとすると、72÷6=12ということで、税金や手数料などを無視して考えますと、12年で1000万円が2000万円になるというものです。
今の時代に年6%の定期預金を日本国内で探すことは現実的ではありませんが、ネット証券でNISAを開設し投資信託の積み立てという方法を取れば、複利の力を活用して(複利は時間を味方にできる最良の方法だと思います)若い世代の方の資産形成に有効活用できるのではないかと考えています。
一例ですが、10年で1000万円貯めたい場合、
年利4%で複利運用、毎月の積立額66,740円
年利5%で複利運用、毎月の積立額63,099円
年利6%で複利運用、毎月の積立額59,645円
年利7%で複利運用、毎月の積立額56,369円
年利8%で複利運用、毎月の積立額53,263円
年利9%で複利運用、毎月の積立額50,321円
となります(税金や手数料を考慮せず)。
(「複利 計算」などのワードで検索すると、自動計算してくれるサイトなどを見つけることができます)
ノーロード且つインデックスタイプの投資信託を、目的に合わせて組み合わせ(リバランスを行えれば尚良いですね)コツコツ毎月積立を行っていけば、将来、子供の教育資金やマイホームの頭金など、人生の大きなイベントに向けた資産形成を図るのに大きく役立てることができると思います。
世代間格差などで不公平感を感じている若者も多いかもしれませんが、若い世代の方には時間を味方に付けることができるという、かけがえのない資産があります。
これを活用しないのは余りに勿体ないですし、そのありがたさを真に理解できるのは年を取ってからでしょう(^_^;)。
勝手な想像ではありますが、ご年配の資産家の方々に「全財産を失ってでも20代に戻りたいですか?」とアンケートを行ったら、9割以上の方が「YES!!」と答えるのではないかと思います。
話が逸れましたが、NISAを活用した投資信託の積み立てはそれほど難しいものではありませんので、じっくりと自分自身が納得できるまで調べてみた上で、思い切りよく実践してみることが、後々大きな福音となって返ってくるのではないかと思っています。