食事の回数を減らして 体内の健康を 取り戻そう

“三度のメシより〇が好き”という慣用句があるように、食事は一日3食が普通に思われています。しかし実はこれ、健康にはあまり良くないと見直されてきているのです。朝起きて少しで朝食を摂り、次に昼食、そして一日の終わりに夕食を摂る。これが一般的で、健康に良いと思われてきました。しかしこれでは食事の摂り過ぎと考えられるようになったのです。食事の頻度を下げ、間隔を空けると、健康に良いさまざまな効果があることが分かってきました。こうしてプチ断食などが注目されているのです。

朝ごはんはしっかり摂っていますでしょうか?摂った方が健康に良いと当然思われていますが、近年そうとは限らないという意見が多く聞かれるようになってきました。

ただし、朝ごはんを食べないのが良いという訳ではなく、食事の間隔を空けるというのが健康にとって大事と言われているのです。こうしたことから発展してファスティング(断食)をする人も増えてきています。

ファスティングといってもダイエット目的ではなく、健康を意識したもので、毎日十数時間だけ食事の間隔を空けるプチ断食などが注目を集めています。

空腹は内臓の活動を復活させ
活性酸素の害から身体を守る

 欧米の医学界では、空腹と健康に関する研究が盛んにおこなわれ、ファスティングが体重や体脂肪の減少につながること、そして、がんや糖尿病、心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)、神経変性疾患(アルツハイマー型認知症やパーキンソン病など)の予防に効果があることが分かってきています。

一日3食、もしくはそれ以上摂っていると、前に食べたものを消化している間に次の食べ物が体内に入ってきてしまいます。内臓は休むことなく働き続けなければなりません。当然、内蔵は疲弊してしまいます。

疲れた胃や腸、肝臓などは働きが鈍くなり、栄養をしっかり吸収できなくなり、老廃物もきちんと排出されなくなります。腸内環境も悪化し、免疫力が低下し、体調不良になったり、病気にかかりやすい身体になってしまうのです。

食事をしない時間が血液中の

脂質と糖質を大幅に減らす

何も食べない時間が10時間を超えてくると、肝臓に蓄えられたグリコーゲンが尽き、体は脂肪を分解して、エネルギーに変えようとします。体内の余計な脂肪が分解され、減っていくのです。

さらに脂肪が分解されると、血液中の脂質が減り、圧迫されていた血管が解放されます。空腹時間が12~24時間になると、血液中の糖質が20%程度減るという報告もあります。

ファスティングの最大の効果は

オートファジーの発動

空腹の時間を作ることの最大のメリットはオートファジーの効果を得られることです。オートファジーとは、細胞内の古くなったタンパク質が除去され、新しいものに作り変えられるという仕組みです。空腹の時間が続くと、体は生存するために、体内にあるものでタンパク質を作り出そうとします。

このとき細胞が内側から生まれ変わり、がんや糖尿病をはじめとする生活習慣病、アルツハイマー型認知症、感染症などの予防効果や、肌や筋肉などの老化防止の効果があると考えられているのです。
オートファジー効果を考えて、食事の時間をいつもより空けてみるのも良いかもしれません。


By Admin|2024年3月27日|ニュースリリース,|


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